主調:f moll 8分の12拍子 Allegro assai(極めて速く)
【呈示部】(1~64小節)
<第1テーマ>(1小節~)
pp 4分、付点2分音符などの中に16分の細かい音が弱拍に入るアルペジオを基調としたテーマ。10小節に入る左手の8分音符3つと4分音符2つのモチーフ→運命のモチーフそっくり(『運命』モチーフ)
→第1テーマヴァリエーション (16小節~)
テーマの間に突然ffで和音転回上昇形のシンコペーションリズムが挿入される。
<経過句1>Es dur[Ⅶ度調](24小節~)es mollっぽいEs dur→esのオルゲルプンクト
<第2テーマ>As dur[平行調](35小節~)
第1テーマと対照的に穏やかな長調の上行モチーフ。ただしリズムは極似。
<第3テーマ>as moll〔平行調の同主調〕(51小節~)
激しい16分モチーフによるテーマ。
短いつなぎ(59小節~)
<コデッタ>(61小節~)
【展開部】へのつなぎ(65小節~)〔as moll=gismoll→E dur〕
【展開部】(67小節~)
第1テーマによる展開E dur[+Ⅶ度調]*as mollの異名同音調gis mollのⅥ度調
〔fis moll→E dur→e mollへ〕
→左手による第1テーマモチーフe moll (79小節~)
右手は第2テーマモチーフを模倣した伴奏形
→81小節から左右モチーフ交代 c
mollⅤ7
以下2小節毎に左右モチーフを交代(伴奏形は5連符)で展開(83小節~)
〔c moll→As durⅤ7→As dur→F mollⅤ9〕
→第1テーマモチーフの流れを受けながらのつなぎ(91小節~)
[Des durⅤ7(時々準固有9音が入る)]
→経過句1モチーフによるオルゲルプンクト(93小節~108小節)
a音(Des durⅴ音、As durⅰ音)をオルゲルプンクトに
〔Des durⅤ→Ⅰ=As durⅣ→Ⅳ+6(上3声Ⅱ)〕のモチーフを2回(93~101小節)
→呈示部の経過句より音が明るい
〔As dur◦Ⅳ+6→Ⅰ〕の繰り返し(101,102小節)
105小節より徐々にベースが下行、右手は上行
→Des durで第2テーマ再現[主調のⅥ度調]
114小節~第2テーマモチーフで転調展開
[h mollⅠ→Ⅴ→Ges durⅠ→Fis dur(Ges durの異名同音調)→h moll→G dur→
C durⅠ(=f mollⅤ度)]
→fmollⅤ9根音省略によるアルペジオ展開(123~129小節)
→左手『運命』モチーフで展開、右手は第2テーマモチーフを模倣した伴奏形(130~)
→再現部へ向かうためのオルゲルプンクト(134,135小節)
【再現部】(136小節~)
<第1テーマ>f moll主調(136小節~)ppオルゲルプンクトを保ったまま再現
152小節~F durで第1テーマヴァリエーション①
<経過句1>(163小節~)c moll属調c音オルゲルプンクト
<第2テーマ>(174小節~)F dur同主調
Dolce(やさしく、柔らかく)→しかし低音和音非常に重い
<第3テーマ>f moll主調(190小節~)呈示部と形は同じ
【終結部】(204小節~)
204小節~fmoll主調
右手は16分モチーフを受け継ぎ、左手は地を這うような最低音fから第1テーマモチーフ→転調しながら徐々に上行
[f moll→Des dur]
210小節~Des dur平行調テーマが右手に移り、第2テーマ。徐々に明るい光が差し込むような感じ。しかしすぐにc moll→f mollに転調。
218小節~2小節単位でf moll-Ⅱ(ナポリ)→b mollⅤ→Ⅰへ16分アルペジオで上行
222小節~2拍単位でベースがスケール上行
227小節~b mollⅠより2小節単位でⅤ度Ⅴ度(ドッペルドミナント)→Ⅰ2→Ⅴのカデンツ(16分アルペジオ)
235小節でbに上昇したところで左手『運命』モチーフ。238小節Adagioで半終止。pp
<コーダ>(239小節~)
Piu Allegro(より速く)
『運命』モチーフをff 、Adagioと同じ和音(f mollⅤ)で受け継ぎ、pで第2テーマ短調で再現。徐々にcresciendo.
250小節~ダメ押しの和音モチーフでⅠ→Ⅴの単純な和声進行を繰り返し、そのフレーズをoct上で繰り返し、さらに後半を1octずつ上げながら2回繰り返し、
cとasの16分オルゲルプンクト上で第2テーマモチーフ再現。(258小節~)
徐々にオルゲルプンクトが上がり、逆に第2テーマモチーフは左手に引き継ぎ下行。
最低音fまで下がりきったところで沈静。pppで終了。
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